すぐにあたたまれる遠赤外線ヒーター

近年、手軽で効率的な暖房器具として人気を集めているのが遠赤外線ヒーターです。

これまでの石油ストーブやオイルヒーターなどとは異なる原理で、素早く人の身体をあたためてくれます。遠赤外線は電磁波の一種で、もともと自然界のさまざまな物質から発せられています。ただ、ある種のセラミックや炭素素材などは特にその発生量が多いとされています。それらの物質を素材として、暖房に応用したのが遠赤外線ヒーターです。遠赤外線は物質に当たると、電磁波がその物質を構成する分子がと共鳴して、激しい振動を引き起こします。その際、分子同士がぶつかり合うことによって摩擦熱が発生します。遠赤外線ヒーターはこの原理を利用しており、人体に遠赤外線を照射することで体内の分子に影響を及ぼし、身体を内側からあたためます。

このようなメカニズムを持つことから、空気の温度を上げることによって室内をあたためる従来のストーブやヒーターと異なり、すぐにあたたかさを実感できるという利点があります。また、風の影響を受けないためエアコンのように空気を対流させたりする必要もありません。さらに、石油やガスなどをエネルギー源とする暖房器具と違い、燃焼によって温度を上昇させないため、空気を汚さないという特徴もあります。冬場の寒い日などに暖房を長時間使用していると一酸化炭素中毒のおそれがあるため、通常は定期的に窓を開けるなどして換気に注意しなければなりませんが、遠赤外線ヒーターにはその必要がありません。

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